肥土山農村歌舞伎 茅葺屋根葺き替え

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肥土山にある、国指定重要有形民族文化財の農村歌舞伎舞台。
その歴史は古く、江戸時代貞享3年(1686年)に蛙子池の完成を祝い、肥土山の氏神である
離宮八幡神社の境内に仮小屋を建てて芝居をしたのが始まりです。
毎年5月3日(日)には、五穀豊穣を祈願して農村歌舞伎を奉納します。

歌舞伎舞台は20年から30年毎に、茅葺き屋根の葺き替えを行ってきました。
平成9年(1997年)10月に開催された「全国農村歌舞伎フェスティバル」の際には、屋根の
前半分だけを葺き替えましたが、平成21年(2009年)2月、28年ぶりの全面葺き替えが
行われました。

肥土山農村歌舞伎
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茅葺屋根の葺き替え(準備編)
2009年2月11日 朝8時 神事の後、作業開始。
屋根葺き替えの準備は、3年前から始まっていました。
3年前にワラとカヤの苗を植え、普通より長くしっかりさせるために、その年には刈り取らず、翌年の秋に刈り取ります。
その後1年間じっくり乾燥させたワラとカヤを使って、葺き替え作業が行われます。
肥土山農村歌舞伎舞台 次へ 古い屋根 次へ 足場が組まれました
28年ぶりの全面葺き替えが行われる
肥土山農村歌舞伎舞台。
# 28年間の風雨に耐えた茅葺きの姿。
黒く変色したカヤに絡みつくようにコケが
たくさん生えてます。
# 棟梁の佐伯光男さんを筆頭に大工さん、
肥土山地域から52名の皆さんが力を
合わせます。
ワラのゴミや皮を取り除く作業 次へ ワラを束ねる 次へ 端を切り落とす
ワラとカヤの準備が始まりました。 # ごみや皮を取り除いたら、揃えて束ねて
いきます。
# 飼葉切り(押し切り)で端をザクっと切り落とします。カヤの方はかなりの重労働。
肥土山の団結力 ワラの束は、一抱えくらいのものが300束ほど。カヤの束は、3600束用意しました。
こんなにしんどい作業を、みんなが本当に楽しそうに、冗談を言い合いながら仲良くこなしてる。
肥土山って、なんてすばらしい地域なんだろう!
自治会長さんの佐々木さんがこんなことをおっしゃいました。
「歌舞伎舞台は、肥土山の人間の宝や。
みんなが1つになって力を合わせるからこそ、この宝を守っていくことができるんやで。」
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縄の準備 次へ 伝承の技 次へ 縄の束80束
桟敷では、黙々と縄を巻く作業を繰り返している2人のおっちゃんたち。
手前のおっちゃんは、なんと84歳。
めちゃめちゃお元気です。
# 絡まずに、内側から縄がスルスルと出てくるように縦長に積み上げて巻いていくのがコツだそうです。
これぞ伝承の技!
# JAやホームセンターの縄を買い占めて作った縄の束は、2日目のお昼までに80束以上。
最年長の達人!
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